鉄製の調理器具は、使い方を間違えるとすぐにサビたり、こげついたりしますが、
基本的な使い方さえしっかりと守っていれば、扱いやすく長くずっと使える道具になります。
スポンジに食器用洗剤をつけ全体を洗い、布きんなどで水分をしっかり拭き取ります。
注意!変形するため、加熱後は水で急冷しないでください。
@ | ガス火(中火以下)で2分程熱し、一旦火を止めます。 |
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A | 0.5〜1カップ程度(玉子焼き器などの小さいフライパンは0.25〜0.5カップ程度)の油を入れ、全体に油を馴染ませながら弱火で3分熱し、かすかに油煙が出てきたら、油をオイルポットに戻します。 |
B | キッチンペーパーなどで、内側をまんべんなく油をすり込むように拭きます。しばらく使用しない場合は、外側も拭いておきます。続けて調理する場合は、【普段の使い方】の手順に従ってください。 |
@ | スイッチを入れる前に0.5〜1カップ程度(玉子焼き器などの小さいフライパンは0.25〜0.5カップ程度)の油を入れます。 |
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A | 火力を「弱」からスタートして、油を全体に馴染ませながら2分程熱します。かすかに油煙が出てきたら、油をオイルポットに戻します。 |
B | キッチンペーパーなどで、内側をまんべんなく油をすり込むように拭きます。しばらく使用しない場合は、外側も拭いておきます。続けて調理する場合は、【普段の使い方】の手順に従ってください。 |
● | 油ならしを行うことで、フライパンに油が馴染み、フライパン表面に油の膜が作られます。これにより、こげつきにくく、サビつきにくいフライパンになります。 |
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● | 鉄製のフライパンは、使い込んでいくうちに自然と黒くなっていきます。これは油がフライパンに馴染んだ証拠。こげつきにくく料理もし易くなります。 |
こげつきにくくするために、使いはじめの1ヶ月間程は最初に「油返し」を行いましょう。
@ | ガス火(中火以下)で、フライパンを十分に熱します。 |
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※ | 電磁調理器の場合はAから行います。 |
A | 0.5〜1カップ程度(玉子焼き器などの小さいフライパンは0.25〜0.5カップ程度)の油を入れ、全体に油を馴染ませます。 |
※ | 電磁調理器の場合は油を入れてからスイッチを入れ、火力を「弱」から「中」へと徐々に上げていきます。 |
B | かすかに油煙が出てきたら、料理に応じて余分な油をオイルポットに戻します。 これで「油返し」は完了です。食材を入れ、調理を開始してください。 |
水滴を落として、水滴がコロコロと転がるくらいが目安です。
電磁調理器の場合は中火以下で十分です。
ステーキなどはすぐにひっくり返さずに、肉の油が出るまで少し待ち、それから返します。
フライパンがまだ温かいうちに、タワシやササラで洗剤を使わずにお湯で洗います。
洗剤を使うとせっかくついた油膜を落とすことになるため、洗剤は避けましょう。
水気を完全に飛ばし、冷ましてから収納します。サビ予防のため、フライパンの内・外側を、油を染み込ませたキッチンペーパーなどで薄く塗っておくと良いでしょう。
こげついた時は、お湯を入れてしばらく煮立たせ、こげつきをふやかしてから、タワシやササラなどで取り除きます。洗浄後、火にかけて水気を飛ばし、油を薄く塗ってください。
@クレンザーなどの磨き洗剤を使い、ゴシゴシと磨いてこすり落します。同時に表面の油膜を取り除き、水洗いして水気を拭き取ってください。
A強火でフライパン全体を加熱します。※電磁調理器の場合は中火以下
B熱が冷めたら、サンドペーパー(100〜150番程度)で磨きます。
Cもう一度水で洗って拭き取り、強火で熱します。※電磁調理器の場合は中火以下
D玉虫色に焼けたら火を止め、熱が冷めたら「油ならし」を行います。
このお手入れは何度行っても(つまり何回失敗しても)差し支えありません。 鉄は表面に何もコーティングしていないタフな素材だからです。何度でも玉虫色の酸化皮膜がよみがえりますので、安心してお使いください。